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7月, 2011の投稿を表示しています

Museum(新国立美術館&21_21)

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休みがあったので美術館巡り。 今回は六本木へ 最初は2回目である新国立美術館 建築物が特徴的だけどそれ以上に 中の空間がとても美しい。 次に"21_21" 毎回毎回面白い展示が行われていて もう何回も行っている好きな美術館。 21_21 では ”東北の底力 心と光  「衣」三宅一生” が行われていました。 「東北のものづくりを見ていくと、日本の失ってきた、 また大切にしなくてはならない日本の背骨が見えてくる。」 初めて知りましたが、三宅一生さんの衣服は 東北の手仕事荷支えられているそうです。 そこから彼のデザインしたドレスと 伝統的な布が展示されていました。 それがとっても素晴らしかった!! 古代から織られていたシナ布(シナの木の皮を織った布)、カラムシ織、 こぎん刺し、裂き織り、襤褸(ボロ)など。 また会場に書いてあった 三宅一生さんや佐藤卓さんのコメントがとても心に響きました。 佐藤卓さん 「宮沢賢治の詩にも出てくるように東北の人達は、辛抱強く、  身体が丈夫で、穏やかな表情で、優しくて謙虚。  そんな彼らから生み出されてゆく  手間ひまのかかる伝統的な手仕事の姿さえも  合理性や便利さ優先の現代社会が  徐々に変えていってしまっている現実がある」 三宅一生さん 『伝統ーそれは古いだけの形ではなく、  根底に革新と再生の心を持ち粘り強く研究を重ね  新しい光と価値を作り出していくのが本来の意味であると思う。  かつて柳 宗悦が、  「日本でのみ見られるものが豊(ゆたか)に残っている、手仕事の国」  とも記した東北地方こうしたものづくりの知恵や、  長い歴史のなかで伝えられ、磨かれてきた伝統的な手仕事の技は、  今日、私たちの社会を支えるさまざまな技術にも結びついています。  自身の衣服デザインにおける東北との関わりを通して、東北の  「底力」を多くの方々とともに見つめていきます。  過剰なほどに消費してきた現代に暮らす私たちが忘れかけている、  しかし大切にしなくてはならない「心」が、  この地方のものづくりにはあります。  未来に向かっていく希望の光も、  そこから生まれ出るのではないでしょうか。」

レポート:横須賀&神奈川県立近代美術館

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最近「日本の美術館100」という本を買い、 日本にあるいろいろな美術館を巡りたいと考えています。 そして早速横須賀にある美術館に行ってきました。 まずは”横須賀美術館” 海の見えるところにあり非常に美しい美術館でした。 空と海や木々、芝生といった自然物と一体となっている印象。 レストランや屋上からは海が見渡せるし、中も自然光を取り入れる丸い窓があり 見ていて美術館の作りや建築物自体が面白かったです。 以前から行きたいとは思っていたけどなかなか行けず今回が初めて。 次に”神奈川県立近代美術館(葉山)” ここも海と山に近くてその中にある感じが好き。 空間が広いし天井が高くてゆったりとしている。 次に”神奈川県立近代美術館(鎌倉 本館&別館)” 個人的には別館のほうが好きでした。 静かなところにあり、建物の造り自体が好きで またそれが中の構造と合っていて良かった。 山の中にある美術館と行った感じで 外には彫刻みたいなものもあり楽しめました。

レポート:デザインの素、ナグモノガタリ

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最近読んだ2冊の本を紹介 1冊目は”小泉誠さん”の 「デザインの素」。 小泉さんの本&作品集は初めて読んだけど 非常に好感が持てる作品&考え方でした。 作品もシンプルだけどどこか暖かみのある作品が多くて ”やさしくてわかりやすいデザイン”という印象でした。 また他のデザイナーの方々が小泉さんについて 語っているページが凄く印象的。 2冊目は”南雲勝志さん”の 「デザイン図鑑&ナグモノガタリ」。 この方の「スギダラシリーズ」が凄く好きで 以前から知っていて書店で見つけて即買いでした。 この本を読んで改めて好きになりました。 作品も好きで、特にシンプルで力強い形や シンプルな素材に魅力を感じました。 「ナグモノガタリ」から好きな言葉を 「自分が真剣に考え一生懸命やったデザインは、  ちゃんと人に伝わっていくということ。  西洋人であろうが日本人であろうがなかろうが、  いいものはいいと言ってくれるし、きちんと理解してもらえる。」 「一番大事なことはアイデンティティ。  「あなたは誰?」と聞かれてハッキリ答えられること。  そのために毎日を送っているようなものと言ってもいい。  デザインは一つの表現にすぎない。」 「彼らは「デザインは人だ」と言い切る。  情熱を持って、真の目的に向け皆が力を発揮すること。  それこそが、いいものをつくっていくという考えだ。  その力は人を動かす。」 こうゆう考えを常に持ち続けられるよう 意識して生活していきたい。