レポート:special lecture2 ~Hiromura Design~




今週の当別講義はなんとグラフィックデザイナーの廣村正彰さんでした。
うちの大学に来てくださった事自体奇跡です。

廣村さんの講義では主に最近やった仕事を、150枚ほどの画像を中心に解説してくださいました。
本も読んだことあり見たことのある仕事が多かったです。

メモ
○伝わるデザイン
・世の中に情報が溢れている→しかし人間のキャパシティーは変わっていない
・人はその中から情報を選びとっている→ただ強く主張するだけでは伝わらない
 例)カネボウのシャンプーと花王のシャンプーの違いが分からなくなってきている
        ↓
・大切なのは「共感する」ことをつくる
・「どう伝えるか」ではなくは「どう伝わるか」
・意識の発火点をつくる
・現在はストレートに伝えることが効果的だと考える。しかし人はそれぞれ違っているので最短で伝える経路はない。目的地までの様々なルートを楽しむことがコミュニケーションデザインにつながってくる。
・デザインは「伝える」ことから「伝わる」ことへ

○字本
・ファッションや髪型も言語
・「字をつくる」という課題をやろうと思っている。オリジナリティのがあり、他者にも共感してもらえる字をつくる。
・字はもっとも優れたことば
・字であいまいがカタチになる
・字が無かった頃は愛という概念をことばで表現できなかった
・眼は常に動き続けている
・止まっているものよりも動いているものの方が字を見る
・眼にあわせて字が進化した

その後仕事の紹介を
日産デザインセンターから丸井北千住、横須賀美術館といろいろな仕事を紹介してくれました。
どれもきれいで素敵。
自分は特に丸井北千住と9hoursが好きでした。

○最後に
・デザインはつみあがっていく作業ではなく、見つけだす作業
 昔からどんどんデザインが良くなっていっている訳ではない
・発明するというよりは発見する作業
・デザインとは多様化していく
・フィジカルにデザインすることで達成感をもたらすことが喜びに→たくさんつくる
・かわいいの中にかっこいいという概念が含まれている
・かわいいと思われているものはコミュニケーションの高い次元
・笑いも同じで、狙って笑いを取るのは難しい

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